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馬鹿者な若者が世の中を語るイタいブログ

大学生のための教科書電子化&電子ノートのやり方マニュアル

大学生の皆さん、毎日重い教科書を持ち歩いていませんか?持っていく教科書やノートを間違えた経験はないですか?電子教科書と電子ノートでそんな負担や面倒をなくしましょう!

0 . パソコン選び

電子教科書や電子ノートを紙媒体と同様に使うためにはもちろん機材選びも重要です。おすすめはやはりSurface Pro シリーズです。

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タブレットベースのノートPCであるため、ペンを使った書き込みなどに最適ですし、販売元のマイクロソフト公式の学割も一年中行われているなど、学生におすすめできるポイントが沢山あります。新学期の時期には通常別売りのキーボードが無料でついてくるキャンペーン等もよくやっていますので販売店情報等よく確認してください。
ここではSurfaceに関する情報は割愛させていただきます。また、これから紹介するアプリ等はペン入力可能なパソコンであればどれでも使えますので、Surface以外のユーザーの方にも役立つはずです。SurfaceユーザーであればSurfacePenは必須アイテムです。少々お高いですが、家電量販店などでSurface本体を買ってポイントを貯めれば、そのポイントで購入できるはずです。

1-1. 教科書の電子化

電子化をするために必要なものはやはりスキャナーです。もし大学で貸し出してくれるようであれば購入せずとも使うことができますが、私の大学では難しそうだったので自分で購入しました。
 
スキャナーは往々にして高価ですが、学習に必要な品として親御さんに出資を願ったり、友達とシェアして購入してみるのもいいでしょう。スキャナー選びのポイントとして、「自動で給紙してくれるか」という点が挙げられます。スキャナーには大きく
  1. モバイルタイプ(手で一枚づつ差し込んでスキャン)*1
  2. フラッドヘットタイプ(一枚ずつ載せてスキャン)*2
  3. オートシートフィードタイプ(大量の原稿を自動で取り込んでスキャン)
の3タイプがあります。教科書などの本をスキャンする際に一枚一枚差し込んだり置いたりなどできませんから、買うなら絶対に③のタイプです。確かに①②のタイプのほうが安いですが、ここだけは譲れません。
おすすめはエプソンのDS-570Wです。他社機種の同程度の機能をもった機種よりも買い求めやすい価格になっています。もちろん、機能に見劣りはありません。付属ソフトも充実していて、OCR*3も感動するほどきれいに読みよってくれますし、文字はっきり機能にも驚いてしまいました。文字はっきり機能については他の記事で詳しく紹介したいと思います。

 

 

スキャナーを購入したら、今度は教科書の断裁をします。ここで重要なことは、その教科書が試験で持ち込み可となっていないかという点です。もし持ち込み可能である教科書を断裁してしまうとなかなか面倒なことになりますので、おすすめしません。先輩や教授に、その科目の試験は持ち込み可能なのか否かを確認しておきましょう。
 
断裁をする方法ですが、スキャナーとは違い、教科書を断裁する機会などなかなかあるものではありませんから、購入することはおすすめしません。断裁機もスキャナーと同じくらい値が張るものですし、モノとしてのサイズもバカでかいです。ですから教科書を断裁する際には、お店のサービスを使うことをおすすめします。
 
断裁サービスには様々な業者が存在しますが、一つ問題があります。それは郵送で本を業者に送り、その後返送されてくるサービスでは、授業に教科書が間に合わないという事態に陥る可能性があることです。教科書を便利に使うために教科書を大学に持っていけなくなるなんて本末転倒なことはありません。ですから、教科書を断裁する際は持ち込み・当日仕上がりができるお店でなくてはなりません。*4おすすめは「kinkos」です。
kinkosはビジネス街を中心に全国に展開しているいわゆる「ビジネスコンビニ」です。割と店舗数は多めですから、ぜひお近くの店舗を探してみてください。kinkosで自炊する際は
  1. kinkosへ行く。
  2. 断裁お願いします。」という。
  3. もし文字が主体であり、綴込みのスレスレまで文字や図がないのであれば「深めに切ってください」とお願いする。
以上です。1㎝までの断裁であれば100円、それ以降1cmごとに100円の加算となります。断裁機を買うことに比べればお得と言えるのでないでしょうか。お店が空いていればすぐに作業を始めてくださり、5分もしないで作業が完了します。
 

1-2. 教科書の閲覧

無事に教科書の電子データを得ることができたら、いよいよPC(やタブレット)で教科書を見れるようになりました!では、どのようなアプリで閲覧するのが良いのでしょうか。
多くの大学のPCはWindowsでしょうから、学生が購入するPCもWindowsが多いはずで、私もWindowsユーザーですから、Windows向けのアプリの紹介をします。おすすめは「Drawboard PDF」というアプリです。
有料アプリでありますが、かっこいいUIや動作安定性は他の無料アプリの追随を許しません。ラインマーカーや文字の挿入もスムーズなUIで迅速にできますし、処理速度も良好です。日本語には対応していませんが、大学生の英語レベルがあれば余裕で理解できるはずです。ただし、このアプリは既存のPDFに書き込むことを目的として開発されていますから、まっさらなページからノートを作ることには適していません。

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Drawboard PDF

2. ノートの電子化

ノートをPCで取る際には手書きがおすすめです。もちろんタイピングが早いのであればノートをワードなどで書き起こしてもいいわけですが、ただの文字起こしをするだけでは効果的なノートとは言えません。レジュメなどに文字だけで書かれていたりすることを概念別に図などにしたり、色をつけたりしてわかりやすく残すことがノートの役目なのです。ワードなどで図を書いたりするのは面倒ですし、文字に色を付けることすらキーボードから手を話してマウスを持って…という操作が必要になります。ですからノートは手書きで取るべきなのです。
 
簡単かつ効率的にノートを手書きでとるためのアプリとしては「OneNote」がおすすめです。OneNoteWindowsに標準で搭載されているノートアプリで、もともとがMicrosoft Officeシリーズの製品であったこともありOfficeシリーズの操作感を受け継いでいますので、多くの方に馴染みやすいアプリとなっています。標準搭載アプリでありながら機能は非常に豊富であり、洗練されています。OneNoteの操作は非常に簡単ですから詳しくは解説しませんが、OneNoteを使う上で非常に便利な機能がありますので、ご紹介させていただきます。

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OneNoteの画面
 
①インクを図形に変換
電子ノートで気になる点はやはりきれいにノートが取れるのかという点だと思います。電子ノートでも慣れればきれいにノートは取れますが、紙と比較すると、背景の白さが際立つ分僅かな歪みが気になりやすくかんじるというきらいは確かにあります。かと言っていちいち文字を丸く囲んだりする際に図形を挿入するのも面倒です。そんなときに便利なのがこの機能です。この機能では大まかに○や□を書くと、きれいな円や四角に変換してくれる機能です。この機能は非常に優秀で、大まかにかけば、ちょうどよい感じに補正してくれます。このような入力支援機構がありますので、Wordで文字を打ち込んで装飾して…という操作よりも手早く更に目立つようにノートを取ることができるのです。

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まずはこの「インクを図形に変換」をクリックして有効にします
 

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まず適当にまるをかく

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するときれいな楕円に!
②グラフを簡単挿入
文系であっても理系であってもグラフをノートに書き写すという機会は多いと思います。OneNoteにはもちろん定規(ルーラー)機能もありますが、グラフを書くときにはもっと便利な機能があります。「図形」ボタンから数種類のグラフを簡単に挿入できます。

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グラフは3種類


③余分なスペースの挿入または削除
紙のノートでは出来ないことができるのが電子ノートの利点です。特に使いやすい機能はこの「余分なスペースの挿入または削除です」。「ここの隙間にかけたらわかりやすいのに」と思う機会はありませんか?OneNoteならさっと隙間を追加できます。

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隙間を追加

 3. まとめ

様々な大学でIT化が進んでいますが、それでも教科書やノートは紙である大学が多いのではないでしょうか。しかし、紙というものはなくしやすいですし、家においてきたり、間違ったものを持ってきたりと様々な「リスク」をはらんでいます。しかし、教科書やノートをクラウド上などに保管しておけば、なくすことも忘れることもなくなるわけです。新年度が始まりましたが、ぜひ教科書やノートの電子化をしてみてはいかがでしょうか?

Surface proシリーズと一緒に使いたいケース(カバー)とマウスの話: off toco PCケース と M590


 薄くて軽いSurfaceシリーズですからどこにでも持ち出したくなりますよね。しかしやはり高価な品物ですからケースくらいには入れたい。しかし電気店Amazonなどを見てみてもいまいちどれにすればいいのかわからないという方は多いと思います。同様にマウスも非常に沢山の種類があり、選定には手間取ります。今回はそんなSurfaceユーザーの皆様におすすめのケースとマウスをご紹介したいと思います。

1、ケース:エレコム 縦持ち 取っ手付き off toco 13.3inch PCケース

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off toco PCケース

 エレコムと聞くと無骨で機能本意なものをイメージされる方も多いかもしれませんが、このoff tocoシリーズはそんなエレコムのイメージを吹き飛ばすほどにおしゃれかつ奇をてらわないシンプルなものになっています。しかし、洗練されたデザインを有しながらも、エレコム製品の高機能性はちゃんと伝承されています。

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中はふかふか素材
 内部は衝撃からパソコンを守るふかふかの素材になっていますし、ポケットも豊富です。ポケットにはマウスやSDカードリーダーなどを入れることも出来ますし、ちょっとした資料などを入れておくことも出来ます。内側はファッショナブルなオレンジ色ですが、これはファッション性を高めるためではなく、ケース内にあるものを探し出しやすい色でもあるのです。もし内装も黒になっていると、中にSDカードなどを入れた際になかなか見つけることが出来なかったりしますが、この鮮やかなオレンジ色の内装のおかげで容易に探し出すことができるのです。

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電源ケーブル、マウス、SDリーダーを詰めた様子。反対側にもポケットがある
 取っ手がついていることもポイントです。このようなインナーケースは脇に挟んで持ち歩くことが多いと思いますが、その場合はやはり落下の危険性は高まります。しかし、取っ手がついていれば安定的にちょっと持ち運ぶことができるのです。
 
 一見すると何も入れなくても分厚くて大きなケースに見えるかもしれませんが、マウスや電源ケーブルを入れるためには結局これくらいの分厚さが必要になるのです。このケースは元からマチを多めにとっているために厚めに見えますが、様々なものを詰め込んでも厚みがあまり変化しませんので不格好になりにくいのです。販売時の姿だけを見て判断すると、いざ物を詰めたときに使いにくさを感じることもありますから、実際に使うときに何を同時に持ち運ぶのかなどを事前によく考えるといいでしょう。

2、マウス:ロジクール M590

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M590
 マウスを選ぶ基準ですが、Surfaceで使うために注意すべきことはBluetooth対応品かどうか」が一番大事になります。SurfaceにはUSBタイプAポートが一つしかありませんから、もしレシーバータイプのマウスを使ってしまうとUSBポートがすべて埋まってしまうことになります。そのため、Surfaceでマウスを使うときにはBluetooth対応品であることが絶対的な条件になります。
 次に重要なのは「静音マウスかどうか」です。持ち運びのことを考えられたSurfaceですからカフェだとか図書館だとかに待ち運んで使いたいと考える方は多いと思いますが、もし普通のマウスを使ってしまうとカチカチという音が予想以上に響いてしまいます。ですからあらゆる場所でSurfaceを使うためには静音マウスも必要になります。
最後に私が重視したのは「ボタン数」です。マウスといえば左右ボタンとスクロールホイールという構成が一般的ですが、ボタン数が多くて困るということはありません。これから紹介するロジクールM590では合計7ボタンを操作に用いることが出来ます。
 

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私が設定したボタン割り当て
 最後にデザインですね。

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 一見チープなプラスチックですが、これが意外とSurfaceのプラチナカラーに合うのです。完全にスーファミカラーなのに……。形が合う合わないは人によりけりですから感想は割愛させていただきます。

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 だんだん愛着の湧いてくるデザインではないでしょうか?

河合塾新宿校で1年間浪人した感想

    受験生の皆さん、受験お疲れ様でした。このページを訳あってご覧の方々はもう一年の再挑戦を覚悟した、あるいは検討しているでしょう。不安とは、見通しの立たないことに対して抱くものですから、これから浪人される方々の不安を少しでも解消できれば幸いだと思い、河合塾新宿校での浪人生活を振り返ってみたいと思います。
実践的なアドバイスを秋冬に掲載してますのでそこだけでも読んでみていただけると幸いです。
 
プロフィール:一浪として河合塾新宿校大学受験科ハイレベル国公立理系(数学Ⅲ)コースに昨年(2018)入学。国立大学理系学部を目指すが、結局不合格となり私立大へ進学

 浪人生活が始まる前に、多くの予備校ではテストがあります。大抵の場合、コースの選択は前年の模試の結果かコース認定試験で決まり、その後に同じコースの人間を上下のクラスに振り分けます。私が入ったのは前述したように「ハイレベル国公立理系(数学Ⅲ)」というコースで、その中で「PS」(上級)「QS」(下級)という2つのクラスに振り分けられました。このときの判定基準は理系であれば数学、文系であれば英語だそうです。私は数学を苦手科目とする人間でしたから当然QS(下級)クラスでした。もっとも、ここで出鼻をくじかれ、下位のクラスに振り分けられたとしても、そこまで気にする必要はありません。使うテキストは基本的に同じものですし、数学以外では同じ授業を受けるのです。(もちろん東大京大一工などのクラスは別のテキストですが)理科についてはクラスとは関係なく、高級なテキスト(Tテキスト)を使うクラスか低級なテキスト(無印テキスト)を使うクラスを選ぶことができます。(Tテキストを使うためにはもちろん高得点を取る必要があります)
 春に予備校に来てすでにたくさんの友達がいる、という状況に身を置く人はなかなかいないはずです。不安を胸に(希望は見る間もなく)静寂の教室で授業を受けることになるでしょう。ここでよく浪人の間で問題になるのは「友達は作るべきか否か」という問題です。ここで私の私見を提示させていただくと
  1. 友達はいないと不味い
  2. もし同じ学校の友達が予備校に(同じクラスでなくとも)いるのであれば、新しく友達を作る必要はない。
  3. もし同じ学校の友達が予備校に全くいないのであれば、数人は友達を作るべきである。
  4. いずれの友達を有する場合でも、騒いだり、色恋沙汰を起こしたり、飲み会をしたり…etcといった行為はしてはならない。
という見解に至りました。
 友達がいない浪人は本当にしゃべる相手がいません。もし今までにも友達を有したことがなく、特段他人をしゃべることが楽しいと感じない人であれば友達のいない1年も苦痛ではないのかもしれませんが、多くの人間はそうではありません。私は浪人生活の後に、友達と何気なく変わる会話がもたらす幸福がこれほどまでに大きいのか、と驚愕してしまいました。私には同じ学校の友達がいて、ある程度は喋っていたのですが、それでもこのように感じたのです。一人の友達もいないという状況は想像もつかないほどに途方もないものなのではないでしょうか。
 浪人が一番気をつけなくてはならないことは、勉強法だとか、模試の成績だとか、そういうものではないのです。浪人後に成績が1ミリでも伸びるか、あるいはとんでもない転落を果たすのかの分水嶺はメンタルを保つことができるのかという一点に収束すると言っても過言ではありません。そして、春という時期はこのメンタルを整える環境を手に入れる、整備することのできる大切な時期です。眼の前にある勉強を必死に行うことよりも、少し先のことを考えて、この先どのように勉強をしていくのか真剣に考えてみてください。暗闇の一年はうまく行けば短いですが、そうでなければ途方もなく長いのです。
 
 

 これは私見ですが、絵に描いたような堕落した浪人というものは、予備校に通う限り誕生することは稀です。それは、周りの塾生の頑張りを日々肌で感じているという、予備校の与えてくれる漂う雰囲気による効果が大きいように感じます。残念ながら、一年で心から別人になって、今まで好きだったことから足を洗ってやるべきことに邁進するということは不可能に近いことです。それどころか、一生かかっても変わる機会などないのかもしれません。しかし、環境というものはいつでも、いくらでも変えることができます。悪い生活習慣も、性格を矯正することに比べれば遥かに簡単に直すことができるはずです。浪人が浪人になる理由というのは性格だとか頭の出来だとかではなく、悪い環境と悪い習慣なのではなかったでしょうか?授業中に不明点があったとしてもそのまま放置したり、一度理解したらそのまま復習をしなかったり……そのような悪い点を放置したのでは、また同じ結果を招くだけです。予備校の与えてくれるものは環境です。質問をしたら答えてくれる講師、行けば勉強のしやすい環境が整っている自習室、予習復習をすることを前提にできたテキスト、それら全てはあなたの性格を矯正するためではなく、あなたが勉強を続けやすくさせるためのレールなのです。もちろん、ただレールに乗れというわけではありません。どうすれば自分がそのレールに乗れるのか、そのレールを敷くことが自分でできるのか、そういうことを学ぶめったにない機会なのです。これを学ぶテキストは存在しませんが、これこそが予備校で学ぶ内容の中で最も重要な点であるように思います。なぜなら、我々は前科者だからす。受験勉強をして大学に入るというレールを自分で敷いておいて、その上に車輪を載せられなかったのです。脱線はもう二度と起こらないなどという保証はどこにもありませんし、誰だって何回もするものでしょう。ですから、そこから再起して先に進む方法を模索する助けになる力を手に入れる機会なのです。夏という時期は非常に長い。だからレールを外れやすい。いつでもこんな勉強できる、そんな慢心が浪人生を苦しめるのです。人生に予定調和はなかなか起こってくれない。でも、自分の尻を叩く方法を見つけてしまえば長い夏は有意義に、予定通りに終わります。
 
 

 秋からは実践的なアドバイスをしたいと思います。まず、赤本はできるだけ早くやりましょう。「早く」と言われてもピンと来ないですし、春にやるべきであるというわけでもないです。「早く」とは、「基礎が終わったら」つまり、「夏が終わったら」です。赤本を早めに解いてみることは、これからの自身の勉強の指針になります。何でもかんでも地を均すような、全て均等に勉強をする時期は終わり、自分の苦手な場所、大学の求める勉強にリソースを集中させることがこの時期からは必要になります。もちろん、赤本を解くことはその大学の入試問題への現時点での対応力を図り、「偏差値」を大まかに考えるための資料にもなります。予備校の行う模試は全受験生がその科目をどれくらい理解しているのかを図りますが、大学入試がそのようにきれいに我々の実力を図ることを志向して作られているわけではありません。例えば数学では、大学で扱う数学の内容を背景とした問題を作成する大学もありますし、英語などは問題の形態に得意不得意があり、出題形式への対応力が求められます。メンタル面で言えば、赤本を解くことは自分の尻をぶっ叩くいい鞭になります。その大学との距離が現実味を帯びてわかるからです。テキストの問題が1問くらい解けなかったところでヘラヘラしていられるでしょうが、赤本の1問が解けなかったら実際に焦ることになるでしょう。もちろん赤本だけに腐心するべきではありませんが、赤本は自分の成長も感じさせてくれる存在です。テキストと同じように復習して必ずマスターしてください(もちろん超難関大の捨て問とかは別ですよ)。英語長文に関してはたくさん読むことが経験値となり、知識を増やしてくれますから全く受ける予定のない大学や学部の問題も解いていみるといいでしょう。英語長文を読むときには自分の先入観や間違った知識などは読解の妨げになりますから正しい知識を前もって知っておくことは有効な受験戦略となるでしょう。大学側も誤解や先入観を持たれることの多い分野について出題したいでしょうしね。とかくこの時期は多くの問題を解いてみて、入試を改めて知ることが重要な時期だと思います。私はこの時期を振り返るとかなり数学の実践に不足があったのではないかと思ってしまいます。赤本はやっていたのですが、その絶対的量が不足していたことは否めません。数学はやはり量をこなして経験を積むことで対応力が徐々に増えていく教科です。「これを知っておけばある程度点は取れるよね」という部分は皆無と言えるでしょう(物理とかはそういう知識が必須ですね)。ですから赤本・テキストに加えて重文や入試問題集等を追加することも検討してみてください。無論闇雲に増やすのではなく、一人で解けるようになれるまで繰り返すことが重要ですよ。
 センター試験の風を感じ始めるのも秋です。夏まではやる気が起きないかもしれませんが、秋からはセンター試験のこともよく考えるべきです。なぜなら、センター試験はやった量に応じて点数に反映されやすいかです。ただし、この「やった量」というのが純粋な学習量とは別の指標であることは注意すべきです。この「やった量」とは「センター試験に対応するための勉強を行った量」のことです。センターなんて対策しないでも点数が取れる、というタイプの方を除いて(そんな人は浪人してないですよね…)、センター形式の問題をやり、傾向を掴み、時間配分を決めることでセンターの点数は伸びるのです。例えば数学で私が一番点を伸ばすことの出来た方法の一つは「試験開始直後に問題用紙を縦に半分におることで問題用紙を縦方向に2分割し、計算スペースを有効活用する」という先生から頂いたアドバイスでした。そのような簡単で、科目とは全く関係のない部分から点数が生まれる試験がセンターです。センターは来年で終わりますが、情報処理能力を問うような試験が続く限り、そのような対策は必要になるでしょう。
 
 

 センター利用入試(以下、セン利)への出願に関するアドバイスをします。セン利はあくまで滑り止め、という扱いの方が多いと思いますが、セン利はあくまで受験方式の一つです。ですから、所謂一般入試より合格しやすい場合も合格しにくい場合もあるのです。大学の名前や、赤本を解いてみて歯が立たなかったからといって諦めるべきではありません。セン利での合格と独自問題での合格に必要な努力は異なるものです。そして、最も重要なことは「分散」です。「分散」というと皆さんはボーダーラインの分散をイメージされる方が多いと思いますが、それより大事なことは「科目配点の分散」です。科目配点の分散とは、「どの科目を合否判定に用いるのか」「どの科目を重視するのか」を分散させることです。次に例を紹介します。
 
数学
理科
英語
社会
国語
 
東京理科大 A方式
200
200
200
0
200
 
芝浦工業大 建築 セ
200
100
200
(100)
(100)現代文のみ
国・社から1科目
中央大学 総合政策 セ単
(100)
<100>
200
<100>
(100)現代文のみ
数・国から1科目、理・社から1科目
 このように、大学によって配点や科目が異なることがあることがわかると思います。例えば東京理科大では社会を採用しませんし、理科の配点が1科目でも200点分ありますが、芝浦工業大学では理科は1科目で100点分です。中央大学総合政策学部では採用教科数が少なく、自分の得意科目の高得点を活かすことがしやすいため、見かけのボーダーラインほどの難易度は高くありません。このことを知らずにボーダーラインだけをずらして出願し、その出願大学のすべてで社会を採用されるとしましょう。もしこの場合に社会で悲劇的な点数をとったり、マークミスをしてしまったらすべての大学で不合格になる可能性があります。そのような事態を防ぐためにも、採用科目と配点の分散をすることによってリスクヘッジをすることを忘れないでください。
 
 ここで私が陥った、(駄目な)浪人生が陥りがちな(?)ミスを紹介します。どうか私の屍を超えていってください。
 私の陥ったミスは「行きたい私大に合格し、気持ちが緩む」という初歩的で、不可避なようにも思えるミスです。これは国立志望の浪人生によく当てはまるのではないのかとも思いますが、難関私大(受験日が遅め)を第一志望に据える私大専願浪人生にも言えることかもしれません。こんな典型的に思えるミスをなぜわざわざ紹介するかというと、浪人と現役では差ができる点だからです。現役生は「より難関な大学に行かなければ」という心意気が強いです。それは周りの優秀な友達の影響だったり、先生の影響だったり、まだ自分には浪人という選択肢もあるから、だったりと様々な理由が挙げられます。だから、滑り止めとして受けた大学に合格したとしても「おお、なんだ受かったのか」とそこまでありがたがったりせずに最終目標の大学への勉強に頑張ることができます(逆に、滑り止めとして受けた大学に不合格でもそこまでめげなかったり)。逆に浪人生は去年の記憶が蘇るのです。また全て落ちたら…、もう後がない…、そういう邪念が「いい大学へ行きたい」という気持ちを偏向させ、「とりあえず大学生になりたい」という願望だけが残るのです(駄目な浪人生はね)。そういう気持ちで受けた滑り止めの大学からの合格通知は光り輝く天からの赦しのように見えるのです。そこで急にやる気がなくなり、あらゆる理由をつけて後の受験から目を背けるということが私には起こりました。この現象が浪人生と現役生の伸びに差をつけているのではないのかとも思える程です。私にはこの現象への解決策を提示することは出来ません。「強い気持ちをもて!」とか「第一志望に行かないでようする!」という気持ちを与えることは簡単ですが、そんなことができれば浪人なんてしていないわけです。先述したように、人の心を変えることは他人でも自分でも困難を極めます。同じ過ちを犯す人がもう二度と現れないことを祈るのみです。
 
以下、通年事項

 講習

 講習期間中は新宿校は非常に混雑します。混雑した空間は集中を妨げるだけでなく、並ぶ時間などの余計な時間の消費に繋がります。ですからできるだけ混雑した校舎からは遠ざかりたいものです。そこでおすすめなのが麹町校です。麹町校は普段は医学部進学浪人生専用の校舎であることから比較的所属生徒数が少なく、立地の問題から高校生があまり集まっていないため、通年人口密度は低めです。さらに、麹町校は関東の他校舎に比べ豪華な作りになっており、快適に勉強が出来ます。例えば、広々と自習のできるデルファイホールや、のびのびと休憩できる医しのラウンジ(畳敷き)などなどです。講習に関しても文系向けの講義まで一通り揃っていますし、長蛇の列が授業前にできることもほぼないですから、新宿や池袋に比べて快適に講習を受けられます。麹町疎開おすすめです。
 

自習

 前述の通り、新宿校は屈指の混雑校舎です。ですから自習場所を確保することもなかなか難しい時期もあるでしょう。ですから、付近の勉強できる場所を紹介します。
 
カフェ・ベローチェ 西新宿店
 →言わずとしれた河合塾新宿校ならびのベローチェです。至近であり、席数も多いことから行きやすいです。しかし照明や椅子机は勉強に適しているとは言い難いのが難点です。あと空調が強すぎる…。しかし営業時間は驚異の~23:00(土日も)でコーヒーも一杯210円で訪れやすいので短時間の利用のみの場合はおすすめです。
 →今度は塾から少し歩く場所です。少し離れているだけあって塾生に遭遇することはめったにありません。ここはなかなか最近オープンしたのか内装もきれいでおしゃれです。こういう点は浪人生のか弱いやる気を引き起こさせてくれます(よね?)。少し暗めではありますがそこまで激混みとなることは稀ですから勉強しやすいのではないでしょうか。コーヒーS300円から
エクセルシオールカフェ 新宿アイランド店
 →またエクセルシオールカフェです。ここは西新宿町高層ビル群の一角である新宿アイランドタワーの一回にあるだけあって割と空いている店舗です。椅子の座りにくさと寒さ(冷房がとんでもなく効いている)を我慢すれば勉強しやすいです。一人利用用の大机も2つ用意されていますから私的には新宿地区での最後の砦として位置づけていました。こちらもコーヒーS300円から
④新宿区立中央図書館
 →新宿区と入っても最寄りは西早稲田高田馬場ですからまあまあ離れていますね。ここは廃校となった小学校を改装した新宿区立図書館です。中央図書館となるだけあって広く、閲覧席も多数用意されています。もし移動を厭わないのでしたらおすすめです。
千代田区立日比谷図書文化館
 →もはや新宿も何も関係のない場所です。ここをおすすめした理由はおしゃれな内装と長い営業時間です。内装に関してですが、古い図書館を全面リフォームした空間はぬくもり感じる空間になっており、きっと気に入られると思います。プロント系列のカフェも併設されており、コーヒーブレイクも手軽に出来ます。営業時間は平日は10:00~22:00!(土~19:00、日~17:00)で夜遅くまでやっている図書館です。閲覧席もたくさんあり、辺りは日比谷公園だけあって緑豊かな都心のオアシスとなっています。ぜひ一度訪れてみてください。

浪人重要問題集 ―浪人はなぜ「失敗」するのか

 たった今私の浪人生活は終了したところだ。これを見る君はこれから浪人する人も多いだろう。最初に言っておくが、浪人の「正解」とは第一志望校に合格することであって、ネット上に溢れた、あるいは先輩が語った英雄譚や成功体験を忠実に再現することでは断じてない。これは私見であるが、浪人生活という良い意味でも悪い意味でも自分自身の生き方に忠実になれる一年は、その一年をどう過ごすのか全くの自分本意に形作るまたとない機会である。誰かの猿真似や親のいいなり、そういうツマラン人間、浪人生にならないように、どうか自分の道は自分で探して、短い一年を逞しく過ごしてほしい。

 浪人はなぜ失敗するのか。いや失敗する浪人は何に失敗するのか。それは明白にメンタルコントロールである。

 

浪人生の精神状態

 今までイメージしてきた浪人はどういうものだろうか。日々必死に志望校合格を目指し、不断の努力を厭わない真面目な人間だろうか。縛りの少ない世界にはばたくゴミのような存在と認識するものもいるだろう。はたまた迫り来るデッドラインに怯え、震える落ち武者だろうか。正解は全てである。もちろん実際の浪人はいつでもフツーの顔して予備校に跋扈している。しかし、その精神状態は時期とともに真人間にもゴミにも落ち武者にもなるのだ。心の安定。それこそが受験を終えた今一番実感する、浪人生活の終結がもたらす果実であるように感じる。

 第一志望校に合格するために重要なことがある。それはあくまでも第一志望校に合格するという強い気持ちだ。なんだ、そんなことか、そんなものあって当然だろう、と私も夏頃までだろうか強く心に抱いていたものだ。しかし、いざセンター試験を迎え、私立大学、滑り止め大学の受験を意識し始め、対策を始めると、第一志望への強い気持ちはだんだんと薄くなってく。これは怠惰によるもの?妥協からくる心の歪み?そうなのかもしれない。しかしこれは現役生には存在しない、浪人特有の心理のようにも感じる。一般に、現役生は自分の持てる力のすべてを持ってして最高の(難易度の)大学に入ろうと努力をするものだ。しかし、我々浪人は一回はその夢やぶれ、そもそも大学に入れるのか?という、行き場のない、出自のわからない不安に怯える。そうすると「第一志望校に行きたい」という希望が「大学に行きたい」「早く浪人をやめたい」という願望へスケールダウンする。スケールダウンはするもののその願いの強さは日増しに大きくなるから、ここだったら行きたいな、なんて思った私大に合格しようものなら一気に緊張の糸が切れ、第一志望の試験のための勉強に身が入らなくなる、なんてことが起きやすい。

 浪人の精神状態は乱高下を繰り返す。模試の結果、チューターの言葉、赤本の結果などなど。その中でも一貫して「早く浪人をやめたい」という願望は強まり続ける。しかし、先にこういうことが起こるのだとわかれば、初心を忘れないで一年を全うできるのではないだろうか。

 

友達は作ったほうがいいですか?

 「作る」ということに関して言えば、「作らないほうがいい」と答えたい。しかし、これはもとから(塾内に)いる人への限定的な話だ。もし一人で河合塾に入塾したのであれば、「作るべきだ」と助言したい。

 予備校において、「友達がいない」という状況は「話す相手がいない」状況に等しい。残念ながら私を含めた多くの人は話す相手がいない状況で1年間正気を保ち続けることは難しい。志望校の話、勉強法の話、友人のあいつの話、出願先の話、うまいラーメン屋の話…そのどれもがくだらないようでいて精神衛生を保つ上で重要なのだ。もうわかっていると思うが、浪人が大変なのは日々の勉強ではなく、日々の勉強へのモチベーション、大学入学への熱意、生きることへの執着、これらを絶やさないことが最も難しいのだ。故に、友達はいたほうがいい。上辺だって、名前なんて知らなくたって、卒業したらもう会わなくたっていい。喋れる奴っていうのはもしかしたらペンと並ぶ「勉強道具」なのかもしれない。

 ただし、騒ぐことは絶対にしてはいけない。浪人は騒いではならない。謙虚に、慎み深く、自分の置かれた状況を十分に理解して日々を耐えることでしか成長できない。

 

浪人したら成績は伸びますか?

 私の伸びた科目と伸びなかった科目を勘案して言えることは、「基礎がガタガタな科目程伸びる」ということだ。河合塾に限った話ではないと思うが、河合塾では所謂一学期に基礎を徹底的に網羅するということを行う。ここで解けない問題や初めて聞いたように感じる問題を多く見つけられるほど大きく成長する可能性が高い。一方で、基礎の内容は退屈なほどに理解しているのならば逆に要注意だ。基礎ができていることは確かに素晴らしいことではあるが、逆に言えば基礎ができているのにもかかわらずテストで点が出ないということだ。これは残念ながらなかなか伸びにくい。伸びないとは言わないが非常に大きなコストが掛かり、それゆえにあまり時間を割かなくなり最終的にはマイナス、ということもある。注意が必要だ。

「愛国心」持っていますか?――「HINOMARU」の歌詞に寄せて

 
 「愛国心」はあるだろうか。
 そして、あなたの愛「国」とはcountryの国か、はたまたnationの国か、どちらだろうか。
 この歌が軍歌だろうと、右に寄っていようと、ここは現在、自由な思想や表現の行える素晴らしき国だ。誰に咎められる筋合いなどあるまい。しかしこの歌は、この歌を作った人、聴いてみて素晴らしいと思った人、拒絶したすべての人に対して、「愛国心とはなんだろうか」という問いを立てたという点で、大きな意味を持ったのではないかと思う。もしそんなことを造り手が予期していなくとも、だ。
 
人々の声を聞いてみると、「愛国心」は人それぞれの形を持つようだ。
 
 countryとしての「愛国心」は誰もが持っているだろう。自分の生まれ育った土地、文化、そして周りの人々。この愛国心を持つのは至極当然だし、芽生える理由も漠然と、しかし確実にわかる。ある種の親への感謝の気持ちに近いのではないだろうか。
 
 nationとしての「愛国心」。これを「愛国心」として呼ぶこと、呼ばれることに大きな違和感を持つのは私だけだろうか。nation、近代国家としての形を明確にする国民国家としての「国」はcountryとそこで育った人々を代表し、集約する無味乾燥な機関でしかない。国会議員はお偉いさんではなく、我々国民自身の分身であるということは学校教育を通じて何度も聞かされてきた話だ。
そして、国旗や国歌というものはそうした国家を象徴付ける物だ。大臣たちが会見をする前に国旗に礼をするのは国旗という物体に対して礼をしているのではなくて、国、つまりは我々国民に対して礼をしている。だから国旗や国歌を神聖なものとして崇拝するのは違うのではないかと思う訳だ。
(燃やしたりするのは明らかな敵意の発露だから無論気持ちのいいものではないに決まっている)
 
 そして、どちらの「愛国心」にも共通していえることは、教育されて身に付けるものではないということだ。私はこの日本という土地や文化、そこに暮らす人々は素晴らしいと思うし、その思想は決して対外的な排斥をしない純粋無垢なものである。そして、そのような思想は教育などせずとも伝わるものだと思うのだ。国家への愛国心、忠誠心は、勝手に抱く分には誰も文句をいう筋合いはない。しかし、それを忠誠される側が押し付けようとするならば、それはどんな意味の「愛国心」でもあるまい。
 
 私たちは幸運なことに非常に恵まれた環境に生まれた。その環境を維持するのは我々国民の義務であり、責任である。nationはそんな国民を助け、愛する存在でなくてはないらない。断じて国家は愛されるべき、忠誠されるべき存在ではない。国家が我々を愛するのだ。
 
あなたの愛国心は何に向かっているのだろうか。
 

池袋は住む場所じゃない

 住んだ事のない人間が新天地を夢見て投票する「住みたい街ランキング」。このランキングに扇動されて「ああこの街いいなぁ」などと思ってしまった人も多いのでは無かろうか。
 さて、最近のトレンドは「池袋」らしい。
 
池袋!!!!
 
一日でも居た人なら住みたいとは思わないはずの街がなぜ一位にランクインするのかは全くの謎であり、推測することは不可能に近いが、ランキングに踊らされるようなミーハーな方に池袋の恐怖を知っていただけたらと願っている。
 

1.臭い

池袋の東口を出てまず最初に異常を感じるのは嗅覚である。臭い。ここは草津温泉と嗅ぎ紛う程の腐乱臭!感覚的統計では駅前が臭うのは5日に3日程、街の何処かが草津温泉化している可能性はほぼ100%と言えるだろう。最も、この臭いは朝夜限定なので、ちょっと来て買い物しただけの人は気付かないのかもしれないが…
 

2.治安が悪い

大きな駅なら割とよくある光景だが
・朝夜に駅前に缶チューハイ飲んでる飲んだくれさんが必ずや居る。前夜に酔っ払って伸びてるおっさんを見ることは他でもよく見るけど朝まで飲んでるのはなかなかレアなのでは
・コスプレを超えたびっくりな装いの人が割とたくさんいる。さすがセカンド秋葉原
・JKの格好した立ちん坊が昼間から結構いる。(サンシャイン前にも) あれは検挙対象にならないのか…
・北口周辺はチャイナタウンってかチャイナ。明らかに異様な空気感
 

3.狭い

池袋は新宿や渋谷に比べて街の規模が狭い。大体駅東口から首都高までが賑わっているところで、西口や首都高以遠は静かな町並みだ。コンパクトなのはいいことなのだが、➀➁の臭い・治安が悪いという特徴もギュッと凝縮されてしまっているように感じる。どこを歩いても臭い、変な人がほっつき歩く…
 

4.古い

新宿や渋谷、丸の内エリアがどんどん再開発が進む中、池袋は古い建物が多く、オリンピック前の東京全体の再開発の風潮に知らんぷりなのは最早不思議といえる。東口界隈のビルは見かけも古く、調べると築50年のビルもザラである。正直そういうビルの中で過ごすのは万が一の時を考えると恐ろしい気もしてしまう。まあその御蔭で安いカラオケ屋が乱立してくれているのはありがたいのだが…
最も、再開発が全く行われていないわけではなく、旧市役所跡地の再開発や西口地区の再開発計画などが進行している。しかしながら、池袋の顔とも言える東口地区が全くその兆候が無いというのは全く残念なことだ。
 

5.街がごちゃ混ぜ

多くの街では「繁華街」とか「ホテル街」とか「風俗街」などといって、「そういうエリア」といのはなんとなく固まっているものだ。しかし池袋は散らかり放題である。街の様々なところに風俗店があり、予備校の隣にラブホがある。だからどこを歩いてもなんだか「洗練された街」の匂いは全くしないのだ。無論、北口周辺や西口にラブホ街や風俗街は存在し、そこはなんだか陰気臭い空気が他よりまして漂っている。最も、個人的にはラブホがあるのは全く悪いことでは無いと思うが。
 
以上池袋の悪いところを挙げてみたのだが、そもそも池袋に限った話でなく、あんなに大きな商業地域周辺に住む事自体が間違っている。ゴチャゴチャした街は個人的には好きだし、池袋を歩く人々の多様性はさすがだといつも感じるのだが、住むとなれば話は別である。商業地は良くも悪くも人が多く、様々な人種(人類学的な意味でなく)が集まる場所なのだ。そりゃ店や施設は充実するが、リスクだって超充実しているに決まっている。便利さはなにかを犠牲にして得られるものだが、果たしてそのリスクが享受できるメリットに比較して十分に大きいのか、住んだあとに後悔することにならないのか、よく考えて住む場所は考えるべきだ。住宅地だって伊達に住宅地じゃない
 
でも池袋って美味しい中華料理屋たくさんあっていいよね。

医学部入学は本当に正義か――賢さを捨てた英才たち

 今、頭のいい受験生たちは医学部を目指すのが流行らしい。その理由は安定した収入と地位だと聞いて驚きを隠せない。「少年よ大志を抱け」この言葉は今の時代、綺麗事になってしまったのだろうか。
 
こんな記事もあった
「基本、スマートフォンスマホ)はまだダメ。ラ・サール生はフェース・ツー・フェースでコミュニケーション力を高め、人間関係を学ぶことが大切です」。ドミンゴ校長はこう強調する。今どき珍しいが、寮生はスマホは禁止だ。一人でゲームアプリで遊んだり、LINEに興じることは許されない。
 (記事から引用) 

 

驚いた。今時スマートホンを持つこともできないとは(ネットが禁止とは書いていないが、おそらく禁止なのだろう)。昨今の社会は良くも悪くも情報にあふれ、今日知った情報が十日後にどれほどの価値を持つのかも予想できない。めまぐるしく変わる社会では必要とされる人材、職業も日々増えているというのに、秀才の彼らはその情報に触れる機会が少ないのではないだろうか。そんな環境で夢を抱くことはできるのか、就きたい職業に出会うことができるのか、小市民の私は疑問に思ってしまうのだ。私はインターネット上のニュース記事やサイトを見て学び、興味のある分野を発見したし、学部や学科はその興味のある分野から逆引きして見つけた。インターネットがなかったら私はどこの学部を受けていたのか想像もつかない。これは勝手な想像にすぎないが、夢の畑への道を断たれた彼らがもはや自動的に医者となる道を選んでいるとしたら、それは残念なことではないだろうか。
 
 ところで、最近の偏執的な医学部志望を批判する際に、「医者になる覚悟が本当にあるのか」とか「医者とは尊い職業で……」など述べる記事や御人がいるが、果たして本当にそうだろうか。私はそうは思わない。患者の腫瘍を摘出し命を救う行為が尊いのであれば同様に、自動車が事故を起こした時に人を守る技術を開発する研究もまた尊い。その研究者が尊いのであれば、その研究者が食べる食べ物を作る生産者もまた尊い医者とは尊い職業であるが、医者だけが尊い職業であるわけではない。どんな仕事も人を殺す可能性も生かす可能性も孕んでいる。どんな仕事にかかわるにせよ、覚悟というものは本来必要なはずだ。サントリーの缶コーヒー・BOSSのCMの一言が印象深い。
 
世界は誰かの仕事でできている
 
職業に貴賎なしとはよく言うが、正にその通りだ。医者という職業は確かに人を直接的に救うが、それと同時に、誰にとっても無益な仕事などない*1。医者だけが尊い職だと思うのはあまりに視野が狭すぎる。
 医者にだけ秀才が集まるというのは日本の社会にとって大問題だ。どんな分野にも秀才は必要で、医者だけが秀才集団になったところで救える命は少ない。癌が100%治せるようになっても、50%の飛行機が墜落するようになってしまっては素晴らしい社会とは言える訳がなかろう。
 無論、秀才たちにわざわざ安月給の会社に入って働いてくださいと言いたいわけではない。しかし、私たちは日々囲まれる安全な物たちに慣れすぎて、その存在の尊さを忘れてしまってはいないだろうか。たくさんの人々の苦労の上に私たちの生活があること、それらに正当な対価が払われているのかをもう一度考えるべきなのではないだろうか。
 
 秀才たちに夢がある社会であって欲しい。秀才たちが夢を描き、その夢を叶えるために研究できる社会であってほしい。その方が彼らにとっても賢い選択なのではないか、と馬鹿な私はそう思ってしまうのだ。

*1:誰にとっても無益な行為は仕事ではないだろう